コンプガチャ規制騒動

コンプガチャ規制騒動

 
 5月上旬、世間を騒がせた話題と言えば、コンプガチャ規制でしょう。
 消費者庁が5月上旬にコンプガチャの規制を検討していると報道されると、ソーシャルゲーム関連企業の株価は急落しました。
 その後、ソーシャルゲーム大手のグリーやDeNAは、消費者庁の正式見解がある前に、直ちにコンプガチャの廃止を決定し、自主規制を行いました。
そして、5月18日、遂に、消費者庁は、コンプガチャについて景品表示法で違法とする新たな運用基準を示し、7月1日から規制の対象にする考えを示しました。
コンプガチャは、ガチャと呼ばれる電子くじにより、カードを手に入れて、数枚の特定のカードを揃えると(二以上の種類の絵について特定の組み合わせを提示させる方法を用いて)希少なカードを手に入れられるというもので、景表法(公正取引委員会告示)にあてはめると、二以上の種類の絵を表示した符票(≒カード)のうち、異なる種類の符票(≒カード)の特定の組み合わせを提示させる方法(≒指定されたカードを揃えさせる方法)を用いた懸賞による景品の提供(≒希少なカードの獲得)ということになり、文言だけを見れば景表法違反になる可能性は高いものだったといえそうです。
PS
最後に一言。規制の話題が世間を賑わせてからわずか2週間足らずの間に自主規制→7月1日から正式に規制と、流れるような決着をみたコンプガチャ規制問題。コンプガチャはソーシャルゲーム各社の高収益を生んだひとつの大きな要因であったらしいのですが、これを全廃するという発表を直ちに行った各社の対応には驚きました。コンプガチャに頼らなくても業績に影響はないという株式市場へのアピールなのか、はたまたすでに違法の可能性を認識していて遂にという感じだったのか…事実はどこにあるのかわかりませんが、それにしてもすんなり行き過ぎている感があります。

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